パセリやセロリに含まれるアピジェニン

ミズーリ大学のリサーチチームが4月にCancer Prevention Researchに発表した研究結果によると、パセリ、セロリ、りんご、オレンジ、ナッツ等に含まれるアピニジェン (Apigenin) という成分には乳癌細胞の増殖を抑える効果(正確にはがん細胞が増殖するのに必要な新生血管の形成を防ぐ効果)がある事が判明したそうです。ただし、これはまだ動物実験の段階であり、また、アピジェニンは血管に効率的に吸収されないので、実際にヒトがどのくらいの量を摂取すれば有効かなどもまだ分かっていない段階です。これから臨床実験をして解明していきたいとの事です。

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アピジェニンのヒトへの効果はまだ解明されていない段階ですが、フルーツ&野菜を摂る事はがんに負けない健康な体を作る為に大切なので、最終結果がどうあれ、日頃からフルーツや野菜の摂取を心がけたいものですね。
 


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